狭山茶業振興協力会について

狭山茶業振興協力会 会長より挨拶

狭山茶業振興協会も発足から20年近く年月が経ちました。
その間に狭山茶業を取り巻く環境も年々変わってきました。その変化も年を追う度に、速いスピードで変わってきています。
今までは急須という日本茶の文化が、当たり前のように根付いていたから日本茶の茶業経営は安心出来る家業として私達は思っていました。

ペットボトルの緑茶に象徴されるように、茶飲料から始まり、多種多様の飲み物が氾濫する中、私達狭山茶業を取り組む仲間・業者は急須でお茶を淹れる文化をもう一度見なおして、日本の良き風習や家族のありかた、そして何より健康によいこれ以上の飲み物はないという、狭山茶の良さを知って頂き、次世代にまで長く続く日本茶を目指したいと思います。

■協力会について

狭山茶業振興協力会は、本県における茶の生産加工及び流通の合理化並びに消費拡大を推進するとともに、
需要に対応した茶を安定供給し、もって茶業の振興と消費者の利便に寄与することを目的とする。

■協力会事務局

郵便番号 358-0042
所在地 埼玉県入間市上谷ヶ貫244-2 茶業研究所内
電話番号 04-2937-1657
FAX番号 04-2937-1658

■埼玉県で栽培されているお茶の品種

茶業研究所では200種以上のお茶を栽培しています。
平成16年に埼玉県の奨励品種に新たに「さいのみどり」が加わりました。
また、平成22年には「ゆめわかば」が加わりました。 主な品種とその特性は以下の通りです。

yabukita

やぶきた(茶農林6号)

<静岡県茶業試験場/昭和28年育成>
中生。日本茶を代表する品種で、全国の栽培面積は全栽培面積の8割弱を占めています(埼玉県では75%)。味はまろやかで、優雅な香りをもっています。
藪の北側に植えたお茶がおいしかったので、この名がつきました。

sayamakaori

さやまかおり(茶農林31号)

<埼玉県茶業研究所/昭和46年育成>
やや早生:埼玉県内では最も早く収穫されます。
寒さに強く、収量が多い。しかも栽培が簡単です。
全国で3番目に多い品種で、濃厚な色と味が特徴です。

fukumidori

ふくみどり(茶農林36号)

<埼玉県茶業試験場/昭和61年育成>
中生。寒さに強く、収量が多い。ふくよかな香りとまろやかな味が特徴。
高級茶向きの上品なお茶です。

hokumei

ほくめい(茶農林43号)

<埼玉県茶業試験場/平成4年育成>
やや晩生。寒さに強く、収量が多い。特有の香りと爽快な口当たりが特徴。
微発酵茶(緑茶とウーロン茶の中間)としても注目を集めています。
お茶の北限に近い埼玉で生まれた茗(めい:お茶の旧称)ということからこの名がつきました。

musashikaori

むさしかおり(茶農林46号)

<埼玉県茶業試験場/平成9年育成>
中生。寒さに強く、あまり大きくなりすぎない品種。
柑橘系のさわやかな香りと温和なうまみが特徴。高級茶向きの上品なお茶です。

sainomidori

さいのみどり(茶農林50号)

<埼玉県農総研茶業特産研究所/平成15年育成>
やや早生。病気に強く、加工が容易。爽快感のある飲みやすい味と香りが特徴です。

yumewakaba

ゆめわかば(茶農林53号)

<埼玉県農総研茶業特産研究所/平成18年育成>
中生。生育・収量ともやぶきた並ですが、寒さや病気には強い品種です。
味がよく、特に軽く凋れさせて作ると味や香りに特徴が良く出ます。
[contact-form-7 404 "Not Found"]